NotebookLMとは?意味・仕組み・議事録作成での使い方をわかりやすく解説|音声と資料から作る方法とデータの安全性

NotebookLMで会議の音声と資料から議事録を自動作成する AI×ライティング

会議が終わるたびに録音データを聞き直し、メモと突き合わせながら議事録をまとめる。発言を巻き戻しては書き、また巻き戻しては直す。たとえば1時間の打ち合わせのあと、議事録づくりに30分ほど取られることもあります。そんな経験に心当たりはありませんか。この作業をAIに任せられれば、確認と共有に時間を回しやすくなります。

NotebookLMとは、アップロードした音声や資料を基にAIが要約・整理するGoogleのツール。

ただし、議事録のような社内情報をAIに渡すときは、データの扱いを正しく理解しておく必要があります。NotebookLMがなぜ議事録作成に向くのか、一般的なAIチャットと何が違うのか、そして「学習に使われない」という説明をどこまで信じてよいのか。この記事で順に整理していきます。

この記事の要点

  • NotebookLMは、アップロードした音声・資料を基にAIが要約・議事録化するGoogleのツール(AI機能はGeminiが基盤)
  • 一般的なAIチャットと違い、アップロードしたソースは原則モデルの学習に使われない設計(個人向けのフィードバック送信時など例外あり)
  • ただし「学習に使われない=何を入れても安全」ではなく、機密度の高い情報は社内ルールと公式規約の確認が前提

NotebookLMとは:議事録作成での役割

NotebookLMは、ユーザーがアップロードした文書・音声・URLなどのデータを主な根拠に、AIが要約や整理を行うGoogleのツールです。AI機能は、Googleの生成AI「Gemini」を基盤としています。一般的なAIチャットが「AIの知識全体」から答えるのに対し、NotebookLMは「ご自身が渡した資料」を出発点に答える点が大きく違います。

会議の文脈に置き換えると分かりやすいでしょう。録音データと当日の配布資料をアップロードすれば、その2つを情報源として議事録の下書きを生成してくれます。AIが勝手に外部の知識を足したり、会議で出ていない話を盛り込んだりしにくい構造になっているわけです。

NotebookLMの基本的な仕組み

仕組みの核心は、アップロードしたファイルをAIの「参照元(ソース)」とし、その内容を主な根拠として応答を生成する点にあります。

NotebookLMでは、まず議事録の材料となるファイルを「ノートブック」と呼ばれる作業単位に登録します。登録できるのはPDF・テキスト・Word(.docx)などの文書、JPEGなどの画像、MP3やWAV形式の音声、さらに指定したWebサイトのURLなど。これらが揃うと、AIが内容を読み込んで分析し、要約や質問への回答、議事録のような成果物を作り出します。

ポイントは、回答の根拠をアップロードした資料にたどれること。生成された文章の元になった箇所を引用として確認できる作りのため、「この一文はどの発言から来たのか」を照らし合わせながら使えます。ただしAIの出力には誤りが含まれることがあり、ソースが短い場合は引用の粒度が粗くなることもあるため、最終的には原資料での確認が必要です。それでも、根拠をたどれる性質は、会議内容のように事実の正確さが問われる場面で役立ちます。

議事録作成に向いている理由

議事録作成にNotebookLMが向くのは、入力した資料の外側に話を広げにくいからです。

汎用的なAIチャットに「議事録を作って」と頼むと、文章としては流暢でも、会議で出ていない一般論が混ざることがあります。一方NotebookLMは、渡した録音と資料を主な根拠にするため、議事録に求められる「その場で何が話されたか」に焦点が合います。ただし、Web検索やソース発見など外部から資料を追加する機能もあるため、議事録づくりでは回答の対象が会議の録音と当日資料だけになっているかを確認しておくと安心です。

加えて、音声ファイルをそのまま扱える点も実務的です。アップロードした音声はNotebookLM側で文字起こしされ、そのテキストがソースとして保存されます。録音を別の文字起こしツールに通してテキストをAIに貼り直す、といった多段の作業が要りません。会議の資料と音声データをアップロードすれば、議事録の下書きまで一気通貫で進みます。ただし出力はあくまで下書きです。決定事項・担当者・期限・固有名詞は、人が確認してから共有する必要があります。

議事録をAIで作るときの情報漏洩リスク

議事録をAIで作る最大の注意点は、入力した会議内容が外部のサーバーに送られ、サービスによっては学習データとして再利用される恐れがある点です。

会議の議事録には、未発表の経営判断、取引先の名前、個人の人事情報など、社外に出てはいけない情報が詰まっています。これを一般的なAIチャットにそのまま貼り付けると、入力内容がサービス提供側のサーバーに送られ、ほかのユーザーへの回答精度を高める学習に使われる場合があります。AIツールを選ぶ前に、まず「入力データがどう扱われるか」を確認すべきなのは、この理由からです。

ここで、一般的なAIチャットとNotebookLMのデータの取り扱いを並べて比較してみましょう。

比較項目 一般的なAIチャット(契約・設定で異なる) NotebookLM
入力の学習利用 学習に使われる場合がある(設定で無効化できることも) 原則モデル学習に使われない(個人向けのフィードバック送信時は例外)
回答の根拠 AIの知識全体(外部情報が混ざりうる) 原則アップロードした資料に基づく(引用元を確認できる)
扱える主な入力 主にテキスト(サービスにより画像・音声も) PDF・Word・テキスト・画像・MP3/WAV音声・URL
想定用途 調べ物・文章作成・アイデア出し 手元資料の要約・分析・議事録化
向いている人 幅広い質問を手早く片づけたい人 社内ルールでアップロードが許可された資料を、根拠付きで整理したい人

表のとおり、社内の会議資料を根拠に整理したいならNotebookLM、外部知識も交えた調べ物なら一般的なAIチャット、と用途で使い分けるのが現実的です。なお、主要なAIチャットの違いはClaude・Gemini・ChatGPTの比較記事でも詳しく整理しています。なお「一般的なAIチャット」の入力データの扱いはサービス・契約プラン・設定で異なるため、会議データを入力する前に各サービスの公式プライバシー通知と学習利用の設定を確認してください。少なくとも「会議の生データを汎用チャットに貼る」運用は、データの扱いを確認するまで避けるのが無難でしょう。

入力データが学習に使われる仕組み

クラウド型のAIチャットでは、入力した文章はサービス側のサーバーへ送られて処理されます。サービスや契約・設定によっては、入力内容が応答品質の改善やAIモデルの学習、人によるレビューに使われる場合があると規約で説明されています。会議データを入力する前に、利用するサービスの公式プライバシー通知と学習利用の設定を確認しておくのが安全です。

実際、一部のAIチャットでは、サービス・契約・設定によって、入力内容がモデルの改善や人によるレビューの対象になる場合があると各社が公式に説明しています。議事録という、より機密性の高い情報を扱う場面では、この前提を一段強く意識する必要があります。

議事録で特に気をつけたい情報

議事録で特に注意したいのは、個人を特定できる情報と、社外秘の数字や固有名詞です。具体的には次のような情報が挙げられます。

  • 参加者の氏名・役職・連絡先などの個人情報
  • 取引先名や契約金額、未公開の価格・原価
  • 人事・評価・処遇に関する発言
  • 未発表の製品名やリリース時期

こうした情報を含む会議をAIで処理する前に、自社のセキュリティ方針で許可されているかを確認してください。判断に迷う場合は、固有名詞を伏せ字にして入力する、あるいは社内承認を取ってから使う、といった段取りが安全策になります。ただし、文脈や前後の数値から個人や取引先が再特定できることもあるため、伏せ字だけで十分とは限りません。

NotebookLMがデータを学習に使わない仕組みと注意点

NotebookLMは、通常利用ではアップロードしたソースを生成AIの基盤モデルの直接学習には使わない設計で、この点が議事録のような情報を扱う際の安心材料になります(フィードバック送信時などの例外は後述)。

Google公式ヘルプでも、NotebookLMのコンテンツはフィードバックを送らない限り基盤AIモデルの直接学習には使われない、と案内されています。

NotebookLM のコンテンツは、ユーザーがフィードバックを提供することを選択しない限り、基盤となる AI モデルのトレーニングに直接使用されることはありません。
— Google公式ヘルプ「NotebookLM のプライバシーと利用規約」(確認日: 2026年6月5日)

ただし、ここで立ち止まりたいのが「学習に使われない=無条件に何を入れても安全」ではない、という点。次のセクションで、その線引きを具体的に見ていきます。

学習に使われないとはどういうことか

「学習に使われない」とは、通常利用ではアップロードした内容が生成AI基盤モデルの直接の学習に使われない、という意味です。ただし無条件ではありません。個人向けアカウントで高評価・低評価などのフィードバックを送信した場合は、プロンプト・カスタマイズ・ソース・アップロード・出力など関連内容が収集され、専門チームによるレビューや製品改善に利用されることがあります。公式ヘルプでは、これらフィードバック関連データはGoogleアカウントから切り離した状態で最長3年保持されると説明されています(Workspace・Educationアカウントの対象エディションでは、アップロード・クエリ・応答が人によるレビューや生成AIモデルの改善に使われないと案内されています。ただし適用範囲はライセンス・エディション・管理設定によって異なります)。一般的なAIチャットでは、サービス・契約・設定によっては入力内容がモデル改善や人によるレビューの対象になる場合があります。NotebookLMでは、通常利用時にアップロードしたソースは、こうした基盤AIモデルの直接トレーニングには使われない設計です。なお、モデル学習に使われない場合でも、Googleは安全性と信頼性の確保のため、不正利用・悪用・技術的問題の防止を目的としてデータを処理することがあると説明しています。

これは議事録作成にとって実務的な価値があります。会議の録音や資料をアップロードしても、通常利用ではその内容が基盤AIモデルの直接トレーニングには使われないため、学習を通じて他ユーザーの回答に紛れ込むリスクは抑えられます。ただし、フィードバック送信時の扱いや他のGoogleサービスへ共有した場合などは別のルールが適用されるため、機密度の高い情報は事前の確認が必要です。それでも、汎用チャットに生データを貼るのと比べれば、情報の取り扱いを整理しやすい構造だといえます。

それでも機密情報の入力を避けるべき理由

一方で、「学習に使われない」ことと「データがどこにも残らない」ことは別の話です。アップロードしたファイルはGoogleのサーバー上で処理・保存され、ノートブックにデータが存在する以上、その管理はサービスの利用規約と各自のアカウント管理に依存します。

NotebookLM公式ヘルプによれば、追加したファイル・生成した出力・チャット履歴は、ナレッジベースの構築と作業支援のために使われます。また、NotebookLMからGeminiアプリなど他のGoogleサービスへ共有したデータは、Googleのプライバシーポリシーや各サービス固有の通知に従って扱われます。個人向けと組織向け(Workspace/Education)で扱いが異なるため、機密情報を扱う場合は、利用するアカウント種別・共有先サービス・社内規程を必ず確認してください。

つまり、運用の結論はこうなります。学習に使われない設計は心強いものの、極めて機密性の高い情報は、社内のセキュリティ方針と公式の利用規約を確認したうえで入力可否を判断する。この線引きを守れば、NotebookLMの安全性を過信も過小評価もせずに活用できます。

「学習に使われない」と「データが一切残らない」は意味が違います。法令や契約で取り扱いが厳しく定められた情報(特定の個人情報・営業秘密など)は、設定の有無にかかわらず、組織のルールを確認してから入力してください。

NotebookLMで議事録を作る手順

NotebookLMで議事録を作る基本の流れは、Googleアカウントでログインし、ノートブックを新規作成し、録音と資料をアップロードして要約・議事録を生成する、という4ステップです。

基本操作はシンプルで、特別な専門知識は要りません(仕事用・学校用アカウントでは、前述のとおり利用可否や機能がライセンス・管理設定によって変わります)。順を追って見ていきましょう。

ログインからノートブック作成まで

最初のステップは、NotebookLMのサイトにアクセスし、Googleアカウントでログインすることです。NotebookLMの利用にはGoogleアカウントが必要になります。個人のGoogleアカウントのほか、仕事用・学校用アカウントでも多くのユーザーが利用できます。ただし、利用できる機能やデータの取り扱いは、組織が保有するライセンスや管理設定によって異なります。会社の会議を扱うなら、個人アカウントではなく、勤務先が許可したアカウントと運用ルールを確認してから使ってください。

ログインしたら、画面の ノートブックを新規作成 をクリックします。ノートブックは、ひとつの会議やテーマごとに作る「作業フォルダ」のような単位。月例会議、プロジェクトA、採用面談、といった具合にノートブックを分けておくと、後から資料を探しやすくなります。

音声・資料のアップロードと議事録の生成

ノートブックを作ったら、議事録の材料をアップロードします。ファイルを登録する場合は ファイルをアップロード を、Webサイトやオンライン上の資料を参照する場合は ウェブサイト を選び、対象を指定します。会議の録音(MP3やWAVなど)と、当日のアジェンダや配布資料(PDFやWordなど)をまとめて入れるのがコツです。

アップロードが終わると、AIが自動的に内容を読み込んで分析します。あとは「この会議の議事録を作って」「決定事項とToDoを箇条書きで」といった指示を出すだけ。決定事項・宿題・次回予定、といった項目を指定すれば、目的に沿った構成で下書きが返ってきます。

議事録の精度を上げたいなら、録音だけでなく当日のアジェンダや配布資料も一緒にアップロードしてください。固有名詞や数値の正しい表記が資料側に載っていれば、AIが社名・製品名・金額を照合する材料になります。音声だけでは聞き取りづらい単語も、資料と突き合わせることで確認しやすくなります。ただし出力の正確性が保証されるわけではないため、最終的な確認は必要です。

出力を実務で使えるレベルに整える

生成された議事録は、そのまま提出する前にひと手間かけると完成度が上がります。

まず、決定事項と担当者・期限が正しく拾えているかを確認してください。音声だけでは聞き取りにくい発言があると、担当者の取り違えが起きることがあります。次に、社外秘の数値や固有名詞が原文どおりかをチェック。最後に、フォーマット(見出し・箇条書き・敬体/常体)を社内の様式に合わせれば完成です。

NotebookLMは回答の根拠をたどれる作りなので、「この決定事項はどの発言が元か」を確認しながら修正できます。ゼロから書くのに比べれば、確認と微調整を中心に議事録を仕上げやすい点が実務での強みです。

対応ファイル形式と議事録以外の活用

NotebookLMは、文書・画像・音声・Webページという幅広い形式を一つのノートブックに取り込めるため、議事録だけでなく資料の要約や調査メモの整理にも応用できます。

会議という用途を入口に紹介してきましたが、できることは議事録に限りません。手元にある多様な資料を「根拠の束」としてまとめ、横断的に要約・検索できるのがNotebookLMの本質です。

アップロードできるファイルの種類

NotebookLM公式ヘルプによれば、アップロードできるのは次のような形式です。PDF・テキスト・Word(.docx)・Markdown・CSV・PowerPoint(.pptx)に加え、Googleドキュメント・Googleスライド・Googleスプレッドシート・ePubなどの文書、JPEGをはじめとする各種画像、MP3やWAV形式の音声。さらに、Webサイトのページや、字幕付きの公開YouTube動画のURL、Geminiとのチャットを取り込むこともできます。ここに挙げたものは代表的な形式で、対応範囲はこれだけにとどまりません。

会議資料がPDFで配られ、議事は録音でMP3、補足はWeb記事のURL、というように形式がバラバラでも、ひとつのノートブックにまとめて扱える。これにより、複数の情報源を行き来しながら整理する手間を減らせます。なおWeb URLは主にHTMLページのテキスト部分が取り込み対象で、ペイウォール付きのページや埋め込み動画は対象外です。YouTubeは字幕付きの公開動画の文字起こしが取り込まれますが、投稿から72時間未満の動画や字幕のない動画、削除・非公開化された動画などは取り込み・保持に制約があります。上限の目安は、2026年6月時点で1ソースあたり最大50万語・アップロードファイルは最大200MBまで、無料ユーザーでは1ノートブックあたり最大50ソースです。Google AIプランやWorkspaceの対象エディションでは、ソース数などの上限が異なります(Googleスプレッドシートには別途トークン上限あり)。これらの値は変わる可能性があるため、利用中のプランの最新条件を公式ヘルプで確認してください。なお、社外資料・有料記事・動画などを取り込む際は、アップロードや共有に必要な権利・社内の許可がある資料だけを使ってください。

提供元 Google
基盤AI Gemini
主な対応ファイル PDF・Word(.docx)・テキスト・Markdown・CSV・PowerPoint(.pptx)・Googleドキュメント/スライド/スプレッドシート・ePub/JPEGなどの画像/MP3・WAV音声/Web・字幕付き公開YouTubeのURL・Geminiチャット
ログイン方法 Googleアカウント
料金 無料で使える範囲あり(プランや上限の詳細は公式を参照)

料金や利用上限は変わる可能性があるため、最新の条件は公式ページで確認してください。この記事では2026年6月時点で公開情報から確認できる範囲のみを記載しています。

会議資料の要約・整理への応用

議事録以外でも、長い報告書やマニュアルをアップロードして要点だけ抜き出す、複数の資料を横断して「この論点はどこに書かれているか」を探す、といった使い方ができます。調査メモやインタビューの録音をまとめて入れ、テーマごとに整理させる使い方もできます。

共通するのは、「自分が用意した資料の範囲で、正確に整理してほしい」というニーズ。外部知識を広げてほしいわけではなく、手元の情報を根拠に要点を抽出・構造化したい場面で、NotebookLMは役立ちます。ただし出力に漏れや誤りが含まれることはあるため、最終的な確認は必要です。

Geminiを使ったメール作成など周辺の業務効率化

NotebookLMと同じGoogle×Geminiの組み合わせでは、メール文面の作成や敬語チェック、Gmailのスレッド要約など、日常業務を補助する機能も利用できます。

議事録づくりの前後には、関係者への共有メールや、遅延のお詫び、依頼のお礼といった文面作成がつきものです。ここでGeminiが下書きを引き受けてくれます。

メール文面の作成と敬語チェック

お礼文や謝罪文のように気を遣うメールも、Geminiの下書き機能(Gmailの「文書作成サポート」など)で骨格を用意できます。「納品遅れをおわびするメールを書いて」「相手に失礼がない文体にしたい」といった指示を入力すると、たたき台となる文面が提示されます。返ってきた下書きに具体的な事情を書き足していけば、文面づくりのたたき台として使えます。文体を整えたり、敬語表現を見直したりする用途にも向いています。

データの扱いは、使う機能とアカウント種別で異なります。Google AIプランなどでGmail内のGemini機能を使う場合、公式ヘルプではそのWorkspaceコンテンツはGeminiなど生成AIモデルのトレーニングには使われないと説明されています。一方、個人アカウントで内容をGeminiアプリに共有する場合などは条件が変わります。いずれにせよ、機密情報を含める前に、利用するプランのデータ保護条件を確認しておくと安全です。

GmailとGeminiの連携

Geminiは、Gmailと連携してメールスレッドの要約や、過去のメール・ファイルからの情報検索にも対応します。何度もやり取りが続いた長いスレッドを要約させれば、論点を素早くつかめます。

これはGoogleのサービスとGeminiの連携機能によるものです。ただしGmailのGemini機能は、対象のGoogle WorkspaceまたはGoogle AIプランなど公式が定める条件を満たす場合に利用でき、プラン・地域・言語・管理者設定などで利用可否が変わります。利用前に公式の対応条件を確認してください。なお、Geminiは高速タイプから高性能タイプまで複数のモデルが用意され、更新の速い分野です。最新のモデル構成や細かな性能差は、利用時点の公式情報を確認してください。

まとめ:議事録作成を効率化しつつ情報漏洩リスクを抑える

NotebookLMは、アップロードした音声と資料を根拠に、AIが議事録の下書きを作ってくれるGoogleのツールでした。録音を何度も聞き直す手作業を減らし、確認と共有に時間を回しやすくなります。

押さえておきたいのは次の3点です。第一に、NotebookLMはアップロードしたソースを原則として基盤AIモデルの直接トレーニングには使わない設計だが(フィードバック送信時などは例外)、「学習に使われない=何を入れても安全」ではないこと。法令や契約で守るべき情報は、社内ルールと公式規約を確認してから入力してください。第二に、録音だけでなく当日資料やアジェンダも一緒にアップロードすると、固有名詞や数値を照らし合わせる材料が増えること(出力後の確認は必要)。第三に、メール作成や敬語チェックはGemini、議事録はNotebookLMと使い分けられること(GmailのGemini機能は対象プランや地域・設定などの条件あり)。

まずは社内ルールで許可された資料や、機密を含まない会議資料を1件アップロードし、議事録の下書きを作るところから試すと、できることと限界の両方が見えてきます。そのうえで、扱う情報の機密度に応じた社内ルールを整えれば、リスクを抑えながら運用の幅を検討できます。

よくある質問

Q. NotebookLMは無料で使えますか?

無料で使える範囲があります。プランごとの利用上限や有料版の有無、料金は変更される可能性があるため、最新の条件はGoogleの公式ページで確認してください。この記事では2026年6月時点の公開情報の範囲で記載しています。

Q. アップロードしたデータはAIの学習に使われますか?

NotebookLMに追加したソースは、通常利用では基盤AIモデルの直接トレーニングには使われないと説明されています。ただし、個人向けアカウントでフィードバックを送る場合や、内容をGeminiアプリなど他のGoogleサービスへ共有する場合は、別の扱いが適用されることがあります。学習に使われないことと、データが一切残らないことは別であり、機密度の高い情報はアカウント種別・ライセンス・共有先と社内ルールを確認したうえで入力可否を判断してください。

Q. 音声ファイルから議事録を作れますか?

作れます。MP3やWAV形式の音声をアップロードでき、会議の録音と当日の資料を一緒に登録すると議事録の下書きを生成できます。資料も一緒に入れると、固有名詞や数値を照合する材料が増えます(出力後の確認は必要です)。

Q. 機密情報を含む会議でも使って問題ありませんか?

一律に問題ないとは言えません。学習に使われない設計ではありますが、個人情報や営業秘密などは、自社のセキュリティ方針と公式の利用規約を確認し、必要なら固有名詞を伏せるなどの対応をとってから使ってください。

Q. 日本語の議事録に対応していますか?

対応しています。日本語は音声インポートの対応言語に含まれており、日本語の資料をアップロードして日本語で議事録の作成を指示できます。ただし低品質な音声や発話のない音声では取り込みに失敗することがあります。出力後は決定事項・担当者・期限が正しく拾えているかを確認すると、実務で使えるレベルに仕上がります。

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参考資料

  • Google公式ヘルプ: NotebookLM の詳細
  • Google公式ヘルプ: NotebookLM のプライバシーと利用規約(確認日 2026-06-05)
  • Google公式ヘルプ: ノートブックの新しいソースを追加または検索する
  • Google公式ヘルプ: NotebookLM のプランと上限(Upgrade NotebookLM)
  • Gmail公式ヘルプ: Gemini in Gmail を活用する
  • Google公式: NotebookLM / プライバシーポリシー
  • 参考記事(二次情報)/日経クロステック: 面倒な議事録作りをNotebookLMで自動化、音声と資料を基に作成(2026-05-25、一部有料)
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