「海外の情報を調べたいけど、英語のソースを一つひとつ読むのは面倒」「AI検索はPerplexityが有名だけど、日本語でもっと使いやすいものはないの?」そんな人に選ばれているのが、日本発のAI検索エンジン「Felo(フェロー)」です。自然言語で質問を投げるだけで、複数の情報源を横断し、出典付きの要約回答を返してくれます。
この記事では、FeloをPerplexity・Genspark・ChatGPTといった主要AI検索と比べてどう違うのか、料金(無料版とProの差)、基本的な使い方、ビジネスでの活用法までを、2026年6月時点の情報で整理します。「結局どれを使えばいいのか」を決められる形を目標にしています。
- Feloは日本発(東京のFelo Inc.)のAI検索エンジン。多言語横断検索と、出典付き・マインドマップ/スライド生成が強み
- 使い分けの目安:言語をまたぐ調査はFelo、速度と対話はPerplexity、自律的な多段リサーチはGenspark
- 無料版でも通常検索は無制限。深い検索(プロ検索)は1日5回まで試せる
- Proは月額2,099円(年契約だと月あたり1,750円前後の表示例も。料金は改定されやすく要公式確認)。上位AIモデルと生成機能の制限解除が中心
- 回答はあくまで出発点。重要な判断は必ず出典の一次情報で確認する
Feloとは?日本発のAI検索エンジンの全体像
Feloは、質問に対してAIがWeb上の複数ソースを横断的に調べ、出典付きで要約回答を返すAI検索エンジンです。開発・運営は東京のFelo Inc.(2024年設立。AIスタートアップSparticle発のプロジェクトとして知られます)で、「言語の壁を越えた情報アクセス」を掲げ、日本語ユーザーが使いやすいUIと多言語対応を両立させている点が特徴です。
従来のGoogle検索は、キーワードに対してWebページのリンク一覧を返し、そこから自分で各ページを開いて情報を取捨選択する必要がありました。Feloは質問を投げると、AIが複数ソースを巡回・分析して整理された回答を生成し、各情報の出典URLも併記します。「調べる→読む→まとめる」の3ステップが「質問する→回答を得る」に短縮されるイメージです。回答の流れは次の通り。
- 自然言語で質問を入力する
- AIが複数の情報源を横断的にクロールする
- 関連情報を分析・要約して回答を生成する
- 出典元のURLが回答とともに表示される
AIチャットの多くは学習データに基づくため情報の鮮度に課題がありますが、Feloはリアルタイムのウェブ検索に対応し、すべての回答に出典URLが明記されます。「AIの回答をそのまま信じていいのか」という不安に対して、出典をたどって確かめられる透明性が用意されているわけです。
Felo・Perplexity・Genspark・ChatGPT 比較:どれを選ぶか
AI検索には複数の有力サービスがあり、それぞれ得意分野が違います。Feloの立ち位置を理解するために、主要4ツールを並べてみます(2026年6月時点。料金・機能は改定があるため最新は各公式で確認してください)。
| 比較項目 | Felo | Perplexity | Genspark | ChatGPT(検索) |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | Felo Inc.(日本) | Perplexity(米) | Genspark(米) | OpenAI(米) |
| 得意 | 多言語横断・出典付き | 速度・対話的な即答 | 自律的な多段リサーチ | 生成全般との一体運用 |
| 多言語横断検索 | 標準搭載 | 一部対応 | 一部対応 | 対応(検索専用UXはFelo優位) |
| 独自の出力 | マインドマップ/スライド | — | Sparkpages・スライド等(AI Workspace) | — |
| 無料プラン | あり(通常検索無制限) | あり | あり | あり |
| 個人有料(月額) | 2,099円(年契約は月1,750円前後) | Pro約20ドル/上位Max約200ドル | 有料あり(クレジット制・月20ドル前後〜) | ChatGPT Plan依存 |
ざっくり整理すると、言語をまたぐ調査ならFeloです。日本語の質問で英語・中国語などのソースまで自動で広げ、日本語に整えて返してくれるため、海外の技術トレンドや市場動向のリサーチで強みが出ます。速度と対話的な即答ならPerplexity:リアルタイム検索で素早く出典付きの答えを返すのが持ち味です。「一つの問いに答える」より「調べ物そのものを任せたい」ならGensparkで、複数ステップの調査を自律的に進めて構造化レポート(Sparkpages)にまとめます。近年はスライドやマルチメディア生成まで含む「AI Workspace」へと機能を広げており、調査から成果物作成までを一括で任せたい用途で存在感を増しています。ChatGPTは検索単体というより、文章生成やコード作成まで含めた総合運用に向きます。
たとえば「海外で先行している競合ツールの評判を日本語で素早くまとめたい」ならFeloが向きます。一方「今すぐ一つの疑問に出典付きで即答してほしい」ならPerplexity、「テーマを丸ごと渡して調査レポートまで作らせたい」ならGensparkというように、同じ“AI検索”でも作業の粒度で最適解が変わります。まず無料で複数を触り、自分のよく使う調べ方に合うものを主役に据えるのがおすすめです。
どれか1つに絞るより、用途で使い分けるのが現実的です。Perplexity単体の使い方や料金はPerplexityとは?使い方・料金・活用法、PerplexityとChatGPTの違いはPerplexityとChatGPT徹底比較で詳しく扱っています。検索とは別軸で「資料から答える」用途ならNotebookLMも選択肢になります。
Feloの主な機能と強み
Feloには一般的なAI検索にはない機能がいくつかあります。特に押さえておきたいのは多言語横断検索と、検索結果をそのまま成果物に変える生成機能です。
多言語横断検索
最大の差別化ポイントが多言語横断検索です。日本語で質問しても、英語・中国語・韓国語など海外のソースまで自動的に検索範囲を広げ、結果を日本語に翻訳して提示します。「アメリカで話題のプロジェクト管理ツール」と入力すれば、英語圏のレビューやフォーラムの情報も日本語で読める形に整えてくれます。逆に日本語の情報を英語で出力させることもでき、言語の壁を意識せずに調べ物を進められます。特に、日本語の記事がまだ少ない新しいサービスや海外の技術動向を調べるとき、英語ソースを自分で翻訳しながら読む手間が省ける点が実務で効きます。海外の一次情報に当たりたいが英語を読み込む時間がない、という場面で差が出ます。
マインドマップ・スライド生成
検索結果をテキストだけでなく、マインドマップで視覚化したり、プレゼン資料(スライド)に変換したりできます。リサーチした情報を俯瞰で整理したいときや、調べた内容をそのまま社内共有の資料にしたいときに役立ちます。出力はたたき台として使い、自社の形式に合わせて調整するのが実用的です。
フォーカス機能・深度検索・検索代理
検索対象を「学術」「SNS」「Webコンテンツ」などに絞り込むフォーカス機能や、複雑な問いに対してAIが段階的に深く調べる深度検索(ディープ推論)も用意されています。たとえば学術フォーカスなら論文・研究寄りのソースを優先し、SNSフォーカスなら実際の利用者の声を拾いやすくなります。普段の調べ物は通常検索、根拠を厚く固めたいときは深度検索、と切り替えると、無料枠の深い検索(1日5回)も無駄なく使えます。近年は、調べ物を一定の手順でAIに任せる「検索代理(エージェント的な実行)」の方向にも機能が広がっており、単発の質問応答から「タスクとしての調査」へと用途が広がりつつあります。
Feloの料金プラン:無料版とProの違い
Feloは無料でも実用的に使え、より多く使いたい人向けに有料プランが用意されています。2026年6月時点の構成は次の通りです(料金・付与量は改定があるため、最新はFelo公式の料金ページでご確認ください)。
| プラン | 月額(目安) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 通常のAI検索は無制限。深い「プロ検索」は1日5回まで。マインドマップ/スライドも試用可 |
| Pro | 2,099円(年契約は月1,750円前後の例・要公式確認) | プロ検索が大幅増(1日300回目安)、上位AIモデル選択、生成機能の制限解除、クレジット大幅付与 |
| Enterprise(Premium / Ultimate) | 要問い合わせ | 2形態(Premium/Ultimate)構成。料金は販売形態・契約条件で変わるため公式・代理店で確認 |
クレジットは検索・マインドマップ・スライド生成などで共通して消費される仕組みで、Proでは毎日付与分に加えて毎月のまとまった付与があるため、生成系を多用しても枠を気にせず使いやすくなります。無料プランは「通常検索は無制限、深い検索(プロ検索)は1日5回まで」と案内されており、日常の調べ物なら十分実用的です(ただし過度な利用や機能別のクレジットには別途上限がかかる場合があります)。Proは検索やマインドマップ・スライド生成に使うクレジットが大きく増え(毎日付与+毎月付与の二段構成)、GPT・Claude・Gemini系の上位モデルから選んで使える点が中心的な価値になります(提供モデルは順次更新されるため、最新の対応は公式で確認してください)。
選び方の目安としては、AI検索を試したい人・週に数回の利用なら無料版で十分です。業務で日常的にリサーチする、海外情報の多言語横断を頻繁に使う、資料生成を活用したい、複数のAIモデルを使い分けたい。このいずれかに当てはまるならProが視野に入ります。まず無料で使用感を確かめ、プロ検索の上限が気になり始めたら切り替えるのが無駄のない進め方です。AI検索以外も含めてツールのコストを見比べたい場合は、AIツールおすすめ比較(精度・料金・用途別)も参考になります。
Feloの使い方:登録から検索・精度向上まで
アカウント登録とログイン
felo.ai にアクセスし、Google・Apple・メールアドレスのいずれかで登録すると、すぐに検索画面が使えます。ソーシャルログインに対応しているため、パスワードを新たに設定する手間もありません。Web(PC・スマホ)に加え、iOS/Androidアプリ、Chrome拡張機能でも同じアカウントで履歴を引き継げます。Chrome拡張を入れておくと、閲覧中のテキストを選択してそのままFelo検索へ送れるので、作業を中断せずに調べ物を挟めます。
基本的な検索とコツ
検索バーに、キーワードの羅列ではなく話しかけるように質問を入力するのがコツです。たとえば「プロジェクト管理 ツール 比較 2026」より「中小企業向けで無料プランがあるプロジェクト管理ツールを教えて」のように、条件や背景を添えると回答の精度が上がります。最初の回答に「もう少し詳しく」「料金の比較表にして」と続けて質問すれば、対話的に深掘りできます。一度で完結させようとせず、会話を重ねるのが効果的です。プロンプトの組み立て自体はプロンプトの書き方(実践テクニック)がそのまま応用できます。
そして、重要な判断材料にする場合は必ず出典リンクを開いて一次情報を確認してください。AIの回答は便利でも100%正確とは限らず、出典確認の習慣が誤りを防ぎます。
ビジネスシーンでのFelo活用法
Feloの特徴を活かせる場面は多岐にわたります。実務での具体的な活用パターンを紹介します。
海外市場調査・競合リサーチ
多言語横断検索が役立つのが海外市場の情報収集です。新規事業の企画段階で「東南アジアで成長しているSaaS企業」と検索すれば、現地メディアの記事やレポートも含めて日本語で整理してくれます。従来は英語や現地語のソースを翻訳ツールで読み解く必要がありましたが、Feloは検索と翻訳が一体化しているため、リサーチの手間を大きく減らせます。競合の海外での評判や、まだ日本語記事が少ない新しいツールの一次情報を拾うのにも向いています。
社内勉強会・知識共有
スライド生成を使えば、最新技術トレンドの社内共有が手軽になります。「生成AIの最新動向」で検索→マインドマップで全体像を把握→スライドを自動生成、という流れをまとめて行えるのが利点です。生成された資料は自社の体裁に整えるだけで済むため、ゼロから資料を作る負荷が軽くなります。調べ物と資料化を分断せず一気通貫で進められるのが、検索専用ツールとの違いです。
営業・マーケティングの情報収集
見込み客の業界動向や競合の最新ニュースを把握する場面でも有効です。クライアント訪問前に「○○業界 最新課題 2026」と検索すれば、商談で使える業界知識を短時間で仕入れられます。複数ソースを横断して出典付きで返るため、「どこに書いてあったか」をその場で確認できるのも実務で安心できる点です。AIツール全体の選び方を俯瞰したい場合はAIツール・エージェントの選び方もあわせて参考になります。
学術研究・レポート作成
学術的なリサーチでも多言語検索は有効です。日本語論文だけでなく英語圏の研究成果まで横断でき、出典URLが明記されるため参考文献リストの整理も進みます。ただし学術利用では必ず一次ソース(論文原文)を確認してください。AI要約はあくまで取っかかりで、正確な引用には原文の精読が不可欠です。
Feloを使ううえでの注意点と限界
どのAIツールにも言える前提として、Feloにも知っておくべき制約があります。
- 情報の正確性は保証されない:AIの回答にはハルシネーション(事実と異なる生成)のリスクが常にあります。重要な意思決定では必ず出典元で事実確認を。
- リアルタイム性の限界:リアルタイム検索対応とはいえ、数分前の速報まで即座に拾えるとは限りません。速報性が要る場面はニュースサイトやSNSの直接確認も併用を。
- 専門分野の深さ:医療・法律・金融などの高度な専門領域は、Feloの回答だけで判断せず、専門家や専門データベースでの裏取りが不可欠です。
- プライバシー(個人版とEnterpriseで異なる):個人向けFelo Searchでは、検索内容や利用データの扱いを公式のプライバシーポリシーで確認してください。Enterpriseでは、SSOや権限管理、ユーザーデータをAI学習に使用しない方針が案内されていますが、社内利用では契約条件と自社ポリシーの確認が必要です。いずれもクラウド型で「ローカルで完結する」類のツールではないため、機密性の高い情報の扱いには注意してください。
まとめ
Feloは、日本語ユーザーにとって使いやすいAI検索エンジンです。多言語横断検索による海外情報へのアクセス、マインドマップやスライドの生成、出典付きで透明性の高い回答。これらが日々の情報収集を効率化してくれます。AI検索を「どれにするか」で迷うなら、言語をまたぐ調査はFelo、速度と即答はPerplexity、調べ物の自動化はGensparkという軸で考えると選びやすくなります。特に、英語をはじめ海外のソースを日本語で素早く押さえたい日本のユーザーにとって、Feloは最初に試す価値のある選択肢の一つです。
まずは無料版でアカウントを作り、普段の検索をFeloに置き換えてみてください。従来の検索との違いを実感できるはずです。業務で頻繁にリサーチするなら、Proの検討も視野に、自分の仕事に合った使い方を見つけていきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. Feloは完全無料で使えますか?
通常のAI検索は無料で無制限に使えます。深い「プロ検索」は無料だと1日5回までが目安で、より多く使ったり上位AIモデル・生成機能の制限を外したりするにはPro(月額2,099円前後)が必要です。日常的な調べ物なら無料版でも十分活用できます。
Q. FeloとPerplexity、Gensparkはどう使い分ければいい?
言語をまたぐ調査や日本語での使いやすさを重視するならFelo、速度と対話的な即答ならPerplexity、調べ物を多段で自律実行させたいならGensparkが向きます。詳しい比較はClaude・Gemini・ChatGPTの比較も参考になります。
Q. Feloの回答はそのままレポートや資料に使っていい?
そのままのコピー&ペーストは推奨しません。AI生成の回答には誤りが含まれ得るため、必ず出典元のリンクから一次情報を確認し、最終的な記述は自分の言葉でまとめ直すのが安全です。
Q. スマートフォンでも使えますか?
iOS・Android両方の専用アプリがあり、PCのWeb版と同じアカウントで履歴も同期されます。外出先のちょっとした調べ物にも使えます。
Q. ChatGPTやGoogleの検索があれば十分では?
用途次第です。出典付きで複数ソースを横断し、特に多言語のソースまで日本語で整理したい場面ではFeloの体験が際立ちます。一方、生成全般との一体運用はChatGPT、純粋なリンク探索は従来検索が向く場面もあり、組み合わせるのが現実的です。ChatGPT自体はChatGPTとは?使い方・料金で解説しています。
本記事は AIツール図鑑 が記載時点(2026年6月)の情報をもとに執筆しています。料金・対応モデル・機能は更新が速いため、契約や本格運用の前に各公式ページで最新情報をご確認ください。一定期間が経過した内容は再検証を推奨します。

