DALL-E 3とは?ChatGPTで使えるAI画像生成の始め方と活用法

DALL-E 3とは?ChatGPTで使えるAI画像生成の始め方と活用法 のアイキャッチ画像 AI×画像生成
記事の根拠: 公式一次資料にもとづく解説・整理
本文の最終更新: 2026年4月
検証: AIツール図鑑編集部(AI自動化・ツール実運用 / 料金・規約は公式資料で確認)

「DALL-E 3 を ChatGPT で使いたい」と検索してたどり着いた方は、まず結論から知っておくと迷いません。DALL-E 3 は ChatGPT 上の画像生成の主役ではなくなり、後継のネイティブ画像生成モデルに置き換わりました。API でも 2026 年 5 月 12 日に提供を終了しています。今この瞬間に ChatGPT で画像を作る場合、動いているのは DALL-E ではなく、後継の gpt-image-2 です。

とはいえ「日本語で指示するだけで画像が出てくる」という、DALL-E 3 が広めた使い心地そのものは失われていません。むしろ文字の描画精度や編集のしやすさは大きく進化しました。この記事では、DALL-E 3 がどうなったのかを整理したうえで、今の ChatGPT で画像を生成する具体的な手順とコツを、初めての方にも分かるようにまとめます。

この記事の要点(2026年6月時点)

  • DALL-E 3 は ChatGPT 上の画像生成の主役ではなくなり、現行の ChatGPT 画像生成は「ChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)」に置き換わっている
  • 使い方は DALL-E 3 時代と同じく、チャット欄に日本語で「〇〇の画像を作って」と入力するだけ。無料プランでも回数制限つきで試せる
  • プロンプトは「被写体・構図・スタイル」を意識すると狙い通りに近づく。文字入りの画像は新モデルで実用域に入った

DALL-E 3 は今どうなった? — 2026年の現在地

DALL-E 3 は、ChatGPT を開発した OpenAI が 2023 年に公開した画像生成モデルです。それまでの DALL-E 2 が「dog, sunset, beach」のように英単語を並べる方式だったのに対し、DALL-E 3 は日本語を含む自然な文章をそのまま理解し、ChatGPT の対話の中で画像を作れるようにした点で一気に普及しました。「画像生成 AI」という言葉を一般に広げた立役者と言ってよい存在です。

その DALL-E 3 は、後述する GPT-4o ネイティブ画像生成への移行に伴い、ChatGPT 上の画像生成の主役ではなくなりました。さらに API(外部アプリから呼び出す窓口)でも、2025 年 11 月 14 日に廃止が告知され、2026 年 5 月 12 日にモデルのスナップショットが停止しています(OpenAI 公式の Deprecations による)。つまり 2026 年 6 月時点では、ChatGPT 上でも開発者向け API でも、DALL-E 3 そのものを直接指定して動かすことはできません。

背景にあるのは、画像生成の作り方そのものの転換です。DALL-E 3 の時代は、ChatGPT がユーザーの指示を解釈して英語プロンプトに整え、それを別の画像生成モデルへ受け渡す「二段構え」でした。この方式は機能した一方で、会話の文脈を画像に反映させる力には限界がありました。そこで OpenAI は、テキスト理解と画像生成を一つのモデルで処理する方向へ舵を切ります。これがいわゆるネイティブ画像生成で、2025 年に GPT-4o へ統合され、DALL-E 3 を置き換えました。

そして 2026 年 4 月、その GPT-4o 系のネイティブ画像生成も、さらに新しいモデルへと更新されました。現行が「ChatGPT Images 2.0」、その中身を担うモデルが gpt-image-2(バージョンを固定するスナップショットは gpt-image-2-2026-04-21)です。OpenAI は GPT-4o を含む旧モデルの引退も進めており、画像生成の主役は世代交代を終えています。

この記事は「DALL-E 3 の使い方」を探している方の入口として残していますが、本文の手順や仕様はすべて現行の ChatGPT 画像生成(gpt-image-2)を前提に書いています。DALL-E 3 という名前のまま今の ChatGPT で操作しようとすると見つからないため、「今のモデルで同じことをする」読み替えで進めてください。

DALL-E 3 → GPT-4o 画像生成 → gpt-image-2 の流れ

名前が次々に変わって混乱しやすいので、世代の移り変わりを一つの表に整理します。検索でよく出てくる「GPT Image 1」「GPT-4o 画像生成」といった呼び方も、この流れの途中にある呼称です。

世代 登場時期 仕組み 2026年6月時点の状態
DALL-E 3 2023年 ChatGPTが指示を整え、別の画像専用モデルへ受け渡す二段構え ChatGPTでは後継に置き換え/APIは2026年5月12日に提供終了
GPT-4o ネイティブ画像生成(GPT Image 1 系) 2025年 テキストと画像を一つのモデルで処理する統合型。DALL-E 3を置き換え 後継へ移行。GPT-4o自体も引退が進行
ChatGPT Images 2.0(gpt-image-2) 2026年4月 推論(思考)を備えた統合型。描いてから自己点検する 現行。全ChatGPTプランで利用可能

要点はシンプルで、「専用モデルを呼び出す方式」から「ChatGPT 自身が画像も作る方式」へ移り、その精度がさらに上がった、という一本道です。ユーザーから見た操作は DALL-E 3 の頃とほとんど変わらないため、過去に DALL-E 3 を触ったことがあれば、そのまま今のモデルに移行できます。

今の ChatGPT 画像生成(ChatGPT Images 2.0)でできること

現行の gpt-image-2 は、DALL-E 3 時代に「苦手」とされていた部分を中心に改善されています。2026 年 4 月 21 日に発表され、翌 22 日から無料を含む全プランへ順次提供が始まりました。代表的な特徴を見ていきます。

文字の描画が実用域に入った。 DALL-E 3 では画像内の文字がよく崩れ、ロゴやバナーの中の言葉が読めないことが珍しくありませんでした。gpt-image-2 は画像内の文字描画が大きく改善し、OpenAI 公式も多言語の文字を含む画像例を示しています。ラテン文字に加えて日本語・韓国語・ヒンディー語・ベンガル語・アラビア語など複数の文字体系に対応します。スライドやインフォグラフィック、多言語の見出しを含む画像が、後から手作業で文字を載せ直さなくても成立しやすくなりました。

「考えてから描く」推論機能。 gpt-image-2 は、OpenAI の推論(o シリーズ)の考え方を取り入れた最初の画像モデルとされています。指示をいったん読み解き、必要なら情報を整理し、複数の案を試し、出力を自分で点検してから仕上げる——という流れです。たとえば「複数サイズのマーケティング素材一式」や「複数コマの漫画」のような、構成を伴う依頼に強くなりました。ただしその分、凝った生成には数分かかることもあります。

編集と参照画像。 既存の画像を渡して「ここをこう変えて」と編集したり、手元の画像を参照素材として読み込ませたりできます。ゼロから作るだけでなく、すでにある素材を起点に調整する使い方が自然にできるようになりました。

ChatGPT Images 2.0 自体は無料を含む全プランで利用できます。ただし、より時間をかけて画像を計画・改善する「Image generation with Thinking(思考モード)」は、2026年6月時点の ChatGPT 料金表では Plus・Pro 向けです。無料プランと Go プランでは、基本の画像生成が中心になります。

ChatGPT で画像を作る始め方(3ステップ)

「AI 画像生成は難しそう」という印象を持たれがちですが、今の ChatGPT でも操作は DALL-E 3 時代と変わらず、3 ステップで完了します。モデル名を意識する必要すらありません。

ステップ1:ChatGPT にアクセスしてログインする

ブラウザで OpenAI の ChatGPT(chatgpt.com)を開き、Google アカウントなどでログインします。アカウントがなければメールアドレスで無料登録できます。所要時間は 1〜2 分ほど。スマートフォンの公式アプリからも同じことができます。

ステップ2:チャット欄に画像の説明を入力する

通常のチャット画面で「〇〇の画像を作って」と日本語で入力するだけです。特別なモード切り替えやボタン操作は要りません。ChatGPT が画像生成の依頼だと自動で判断し、現行のネイティブ画像生成(gpt-image-2)で描き始めます。「DALL-E を選ぶ」といった操作は今は存在しないため、普通に話しかければ十分です。

ステップ3:生成された画像を確認・ダウンロードする

数秒から、構成が複雑なものでは十数秒〜数分で画像が表示されます。気に入ればそのまま保存。直したい箇所があれば「もう少し明るくして」「縦長の構図に変えて」「左上の文字を消して」と会話を続けるだけで調整できます。デザイナーに修正依頼を出す感覚に近い、対話での作り込みが現行モデルでも健在です。

ChatGPT で生成した画像はチャット履歴に残りますが、時間が経つとアクセスできなくなる場合があります。残したい画像は生成した直後にダウンロードしておくのが安全です。同じ指示でも毎回まったく同じ画像にはならないため、「後でもう一度出せばいい」と考えず、その場で保存するのが鉄則です。

料金プランと画像生成の制限

画像生成は無料プランでも試せます。ChatGPT の料金プランは 2026 年 6 月時点で複数あり、画像生成はどのプランでも利用可能です。違いは主に「1 日に作れる枚数」「品質」「思考モードなど高度機能の有無」に出ます。まずプラン全体を整理します。

プラン 月額料金(2026年6月時点) 画像生成 位置づけ
Free(無料) 0円 利用可(基本生成のみ・回数制限あり) まず試したい人向け
Go 8ドル 利用可(画像生成は可・Thinking付き画像生成は対象外) 軽い日常利用の入門有料枠(広告表示あり)
Plus 20ドル 利用可(思考モード等も) 個人で日常的に使う定番
Pro From 100ドル/月 利用可(Plus比5xまたは20xの枠・高速) ヘビーユーザー・業務向け
Business(旧Team相当) 25ドル/人(年払いは20ドル) 利用可 チーム利用、最低2人から
Enterprise 要問い合わせ 利用可 大規模組織向け

日常的に画像を作りたいなら、個人では Plus(月額 20 ドル)が現実的な選択肢です。無料との差は生成枚数だけでなく、応答の安定性や、思考モード・拡張推論・生成中の Web 検索といった高度機能が使える点にも出ます。一方で「どんなものか試したい」段階なら、無料プランで十分に体感できます。各プランの中身を画像生成以外の機能も含めて比べたい場合は、ChatGPT の料金プランを整理した記事が参考になります。

1 日あたりの画像生成枚数について、OpenAI は明確な数値を公式には公表していません。各種の利用報告を総合すると、無料プランは 24 時間で数枚程度、Plus は数時間ごとに数十枚程度、Pro はほぼ制限なし(不正利用対策の範囲内)が目安とされています。ただしサーバーの混雑状況やモデル更新によって変動するため、上限に達したら時間を置いて再度試すのが確実です。これらの枚数は公式発表値ではなく、あくまで運用上の目安として扱ってください。

アプリに組み込みたい場合(API)

ChatGPT の画面からではなく、自前のアプリやワークフローに画像生成を組み込みたい場合は、OpenAI の API から gpt-image-2 を呼び出せます。料金はテキスト系とは別建てで、2026 年 6 月時点では画像入力 100 万トークンあたり 8 ドル、画像出力 100 万トークンあたり 30 ドル(テキスト入力は別建てで 100 万トークンあたり 5 ドル)が公開されています。実際の費用は解像度や品質設定、テキスト入力量によって 1 枚あたりの単価が変わるため、用途に応じた試算が必要です。画像生成・編集・参照画像の読み込みに対応したエンドポイントが用意されています。なお、本記事は入門者向けのため、具体的な実装方法までは扱いません。

思い通りの画像を生成するプロンプトのコツ

操作は簡単でも、「イメージ通りの画像が出ない」という壁にはほぼ全員がぶつかります。ここで効いてくるのがプロンプト(指示文)の書き方です。考え方は DALL-E 3 時代から大きくは変わっていません。

おすすめは「短く始めて、結果を見ながら足していく」進め方です。最初から完璧な指示を書こうとせず、まず簡単な指示で生成し、出てきた画像を見て情報を追加していきます。たとえばブログのアイキャッチを作る場合を考えてみます。

最初の指示(シンプル):「オフィスでパソコンを使う女性の画像」

これでも画像は出ますが、背景やタッチは AI 任せになります。ここから情報を足します。

改善した指示(詳細):「明るいモダンなオフィスでノートPCに向かって作業する30代の女性。カジュアルなビジネスウェア。窓から自然光が差し込んでいる。フラットイラスト風、パステルカラー基調、横長の構図」

同じ「オフィスで働く女性」でも、出力はまるで別物になります。指定した分だけ、狙いに近づきます。

プロンプトに含めるとよい5つの要素

効果的な指示文を支える要素を整理すると、次のようになります。毎回すべてを書く必要はありませんが、意識するだけで精度は上がります。

要素 役割 記述例
被写体 画像の中心になる対象 柴犬、ノートPCに向かう30代女性、コーヒーカップ
構図・アングル カメラ位置と画面構成 俯瞰、正面、クローズアップ、引きの構図
スタイル・タッチ 絵柄の質感 写真風、水彩画、フラットイラスト、油絵風
色調・雰囲気 全体の色彩傾向 暖色系、モノクロ、パステル、ダーク&ムーディー
アスペクト比 出力サイズ 16:9、正方形、9:16(縦長)

被写体は、何を描くかをはっきりさせます。「柴犬」「オフィスで働く人」「コーヒーカップ」など、中心になる対象を明確にします。構図・アングルは「俯瞰」「正面から」「クローズアップ」「全体が見える引きの構図」など。指定しなければ AI が自動で決めるため、意図と違う構図になりやすい部分です。

スタイル・タッチは「写真風」「水彩画風」「フラットイラスト」「油絵風」など、絵柄の方向を決めます。ここを指定するだけで印象が大きく変わります。色調・雰囲気は「暖色系」「モノクロ」「パステルカラー」「ダーク&ムーディー」など。ブランドカラーに合わせたいときにも有効です。アスペクト比は「横長(16:9)」「正方形」「縦長(9:16)」など。用途に合わせて指定すると、後からトリミングする手間が省けます。

やりがちな失敗と対処法

現行モデルでも、知っておくと無駄な試行錯誤を減らせる傾向があります。

文字入れは大きく改善したが、完璧ではない。 DALL-E 3 では画像内の文字がほぼ崩れていましたが、gpt-image-2 はこの点が実用域に入りました。とはいえ、細かい文章や複雑なレイアウトでは崩れが残ることもあります。重要なロゴや長い文章は、画像生成で下地を作り、最終的な文字は Canva などのデザインツールで載せ直すと確実です。AI 生成と手仕上げの組み合わせは、今でも堅実なワークフローです。

手や指の描写は依然として難所。 指の本数や関節の向きが不自然になる現象は、画像生成 AI 全般に残る課題です。改善は進んでいるものの、手元が大きく目立つ構図では崩れが出やすいため、構図を工夫するか、生成後にトリミングで対処するのが現実的です。

実在人物・有名キャラクターには制限がある。 OpenAI のポリシーにより、実在の人物・有名キャラクター・第三者の権利に関わる画像は、対象や状況によって拒否・制限されることがあります。「〇〇風」という指示も、対象によってはブロックされます。これは安全機能として設けられた制限です。

OpenAI の利用規約では、他者のプライバシーを侵害する画像、実在する個人を本人の同意なく描く画像、誤情報や詐欺を目的とした画像の生成が禁止されています。生成画像の権利は原則として利用者に帰属しますが、第三者の権利を侵害しないことは利用者側の責任とされています。

ビジネス・個人での活用シーン

画像生成を「便利」で終わらせず、実際に役立つ場面を具体的に見ていきます。ここで意識したいのは、「自分が楽をするため」だけでなく「見る人に伝わる画像を作る」という視点です。SNS の投稿画像なら、スクロールを止めてもらえるビジュアルかどうかが成果を分けます。

ビジネスでの活用例

プレゼン資料のビジュアル。 スライドに挿入するイメージ画像を、フリー素材に頼らず作れます。「データ分析をしているチームのフラットイラスト、青とグレー基調」のように、資料のトーンに合わせた指定が可能です。文字描画が強くなったことで、図解やインフォグラフィックの下地としても使いやすくなりました。

SNS 投稿用のビジュアル。 X(旧 Twitter)、Instagram、note などに添える画像を、ブランドの世界観に合わせて作れます。統一感を出すなら、プロンプトのテンプレートを用意しておくと効率的です。

商品イメージのたたき台。 新商品の企画段階で「こんなイメージ」を可視化したいとき、デザイナーに依頼する前のたたき台として使えます。完成度は粗くても、社内の認識合わせには十分なことが多いです。

ブログ・メディアのサムネイル。 記事ごとにオリジナルのアイキャッチを作れます。フリー素材は他サイトと被りがちですが、AI 生成なら独自性を確保しやすくなります。

個人・クリエイティブでの活用例

オリジナルアイコン。 SNS のプロフィール画像などを自分だけのデザインで作れます。「宇宙服を着た猫、ポップアート風」のような遊び心のある指示にも素直に応えてくれます。

趣味のイラスト制作。 創作のキャラクターイメージなど、絵が描けなくてもビジュアル化できます。細部の制御には限界があるため、「完璧な 1 枚」を狙うより「ラフなイメージを量産する」用途に向いています。

季節のデザイン素材。 年賀状や招待状のデザインにも使えます。「和風の松竹梅をモチーフにした年賀状デザイン、金と赤の配色」といった指示で、オリジナリティのある素材が手に入ります。文字入れが強くなった分、あいさつ文まで含めた仕上がりも狙いやすくなりました。

他の画像生成ツールという選択肢

ChatGPT の画像生成は導入が最も手軽な部類ですが、目的によっては別のツールが向くこともあります。代表的な選択肢との違いを整理します。

ツール 提供元 主な利用形態 日本語プロンプト 向いている用途
ChatGPT 画像生成(gpt-image-2) OpenAI ChatGPT(ブラウザ・アプリ) そのまま入力可 会話で作り込む、文字入り画像、図解
Stable Diffusion Stability AI(オープンソース) ローカルPC/クラウドGPU 英訳推奨 自由度重視、細かい制御、ローカル運用
Canva の AI 画像生成 Canva Canva上のデザイン編集と一体 そのまま入力可 そのままデザイン仕上げまで完結
Grok の画像生成 xAI Grok(チャット) そのまま入力可 会話の流れで手早く生成

たとえば細部まで自分でコントロールしたい、ローカル環境で完結させたいなら、Stable Diffusion の始め方を解説した記事が参考になります。導入のハードルは上がりますが、自由度は最も高いツールです。一方で、生成した画像をそのままバナーやチラシに仕上げたいなら、デザイン編集と画像生成が一体になったCanva の AI 機能のほうが工程が短く済みます。チャットの会話の流れで手早く画像を作りたい場面では、Grok の画像生成のような選択肢もあります。

動画まで視野に入るなら、画像生成とは別系統のツールが必要です。短尺の動画生成を試したい場合はRunway の使い方LTX Video の入門ガイドが入口になります。目的が「静止画か動画か」「手軽さか自由度か」で、選ぶツールは変わってきます。

そもそも ChatGPT 自体をこれから使い始める段階であれば、画像生成に限らず全体像を押さえておくと迷いません。基本的な登録から料金まではChatGPT の始め方をまとめた記事で確認できます。検索や調べ物の用途で別ツールと比べたい場合は、Perplexity と ChatGPT の比較記事も合わせて読むと、使い分けの判断材料になります。

使う前に知っておきたい注意点

便利なツールだからこそ、利用前に押さえておきたいルールがあります。

生成画像の権利について。 OpenAI の利用規約では、ChatGPT で生成した画像の権利は利用者に帰属するとされ、商用利用も原則として許可されています。ブログ・SNS・広告素材への使用が可能です。ただしこれは規約上の整理であり、生成画像が既存の著作物に偶然似ていた場合のリスクは利用者が負います。重要な商用利用では、目視での確認を欠かさないことが安全です。

生成できないコンテンツの制限。 暴力的・性的な表現、実在する人物の肖像、ヘイトに関わる画像などは、ポリシーにより生成が拒否されます。これは安全機能として意図的に設けられた制限です。

クライアントワークで AI 生成画像を使う場合は、「AI で生成した素材であること」を契約段階で共有しておくことをおすすめします。納品後に AI 生成だと発覚してトラブルになる事例が報告されており、広告分野では一部のプラットフォームが AI 生成素材の開示を求める動きも進んでいます。透明性の確保が信頼関係につながります。

同じ指示でも毎回違う画像が出る。 再現性が低いのは画像生成 AI 全般の特徴です。気に入った画像が出たら、その場でダウンロードしておくのが基本です。「後でもう一度同じものを」と思っても、まったく同じ画像は二度と出ません。

まとめ

DALL-E 3 は ChatGPT 上では後継モデルへ置き換えられ、2026 年 6 月時点では API でも提供を終えています。けれども「日本語で話しかけるだけで画像が出てくる」という体験は失われるどころか、後継の ChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)でさらに進化しました。文字の描画は実用域に入り、考えてから描く機能で構成のある画像にも対応します。

使い方はこれまでと変わらず、ChatGPT のチャット欄に作りたい画像を日本語で書くだけ。無料プランでもすぐに試せます。プロンプトの上達は一朝一夕にはいきませんが、「被写体・構図・スタイル」を意識し、短い指示から対話で詰めていく進め方が、最も効率的なのは今も同じです。

まずは ChatGPT を開いて、「猫がコーヒーを飲んでいるイラスト」とでも入力してみてください。数秒後に表示される画像を見れば、今の AI 画像生成でできることと、その限界の両方が直感的につかめます。そこから「ご自身の作業のどこに使えるか」を考え始めるのが、実践への最短ルートになります。

よくある質問(FAQ)

Q: DALL-E 3 は今も ChatGPT で使えますか?

使えません。DALL-E 3 は ChatGPT 上の画像生成の主役ではなくなり、API でも 2026 年 5 月 12 日に提供を終了しています。現在 ChatGPT で画像を作ると、後継のネイティブ画像生成モデル(ChatGPT Images 2.0/gpt-image-2)が動きます。操作は DALL-E 3 の頃とほぼ同じで、チャット欄に画像の説明を書くだけです。

Q: 今の ChatGPT 画像生成は無料でも使えますか?

使えます。2026 年 4 月 22 日以降、現行の画像生成は無料を含む全プランに提供されています。ただし 1 日に作れる枚数には制限があり、思考モードや拡張推論といった一部の高度機能は Plus・Pro 向けです(無料・Go プランは基本の画像生成が中心)。まず体感するだけなら無料で十分です。

Q: DALL-E 3 と今のモデル(gpt-image-2)は何が違いますか?

DALL-E 3 は、ChatGPT が指示を整えて別の画像専用モデルへ渡す「二段構え」でした。現行の gpt-image-2 は、テキスト理解と画像生成を一つのモデルで処理し、さらに「考えてから描く」推論を備えています。画像内の文字描画が大きく改善し、編集や参照画像にも対応した点が、利用者から見た主な違いです。

Q: 画像内に日本語の文字を入れられますか?

入れられます。DALL-E 3 時代は文字がよく崩れましたが、gpt-image-2 は文字描画が大きく改善し、日本語を含む複数の文字体系に対応します。ただし細かい文章や複雑なレイアウトでは崩れが残ることもあるため、重要な文字は画像生成で下地を作り、最終的にデザインツールで載せ直すと確実です。

Q: 1 日に生成できる枚数に上限はありますか?

上限はあります。利用報告を総合すると、無料は 24 時間で数枚程度、Plus は数時間ごとに数十枚程度、Pro はほぼ制限なし(不正利用対策の範囲内)が目安です。ただし OpenAI は具体的な数値を公式には公表しておらず、混雑状況やモデル更新で変動します。上限に達したら時間を置いて再度試してください。

Q: アプリに画像生成を組み込みたい場合は?

OpenAI の API から gpt-image-2 を呼び出せます。料金はテキスト系とは別建てで、画像の生成・編集・参照画像の読み込みに対応したエンドポイントが用意されています。実際の費用は解像度や品質設定で 1 枚あたりの単価が変わるため、用途に合わせた試算が必要です。

参考資料

本記事は AIツール図鑑編集部 が記載時点(2026年6月)の情報をもとに執筆。製品アップデートや料金・モデル・対応機能の変動で内容が変わる可能性がある。一定期間経過した内容は再検証を推奨する。

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